大阪市立大学工学研究科環境計画研究室

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研究コンセプト


卒業後の進路

研究室のコンセプト

ヒートアイランド対策図

地域環境計画研究室の活動紹介

地域環境計画研究室では、主に都市レベルの「熱エネルギー有効利用技術」の研究と「ヒートアイランド現象」対策の研究を行っています。現在、都市レベルの人工排熱処理、輸送、回収や、都市気候の実測調査による風の活用、保水性・遮熱性舗装材、高反射屋根材によるヒートアイランド対策、水ミストによる建物・街区の冷却などのテーマに取り組んでいます。(左図:拡大)

人工排熱の抑制と排熱有効利用

人工排熱が原因で大気が熱くなることを防止する対策として、当研究室では排熱を大気以外(下水管路、上水管路)に放散し回収利用することを目指して研究を進めています(図2)。特に下水管路における下水熱利用・熱融通システムの研究開発テーマは、NEDOの平成22年度 次世代型ヒートポンプシステム研究開発のテーマとして採択されました。 排熱の処理や都市内にクールスポットを設ける手法としては、水ミスト冷却がありますが、水噴霧による空気冷却性能の基礎的研究を進めています。また大阪市水道局との共同研究により、清掃工場の蒸気タービン復水器をミスト冷却し、発電効率向上効果を実証しました。空調室外機の冷却による省エネルギー化およびヒートアイランド対策などへの応用方法に関する研究も進めています(図3)。

下水管路排熱処理図、ミストの蒸発実験
大阪のヒートアイランド現象の実態把握と効果的な対策研究

大阪市西区の木津川と道頓堀川に囲まれた新町・堀江地区をフィールドとし、熱環境の調査をおこなっています。歩行者レベルの熱環境改善を目的に、海風進入状況の把握や交通排熱や路面温度の影響を分析しており、風が吹き抜ける河川や道路を軸として、緑地やその木陰、道路の遮熱性舗装などを、より気温の低い風を導くために計画的に配置し、それらのネットワークを構築していこうというものです。研究成果は「風の道」モデル事業(大阪市長の記者会見、22年3月))に活用されています。

熱環境実測結果
環境配慮舗装・再帰反射材による対策研究

保水性舗装材料の開発が、研究機関や企業によって盛んに始まっていますが、それらの材料の熱環境改善効果については依然として不明な点が多いので、その熱的性能を計測・評価し熱環境改善効果を推定する研究を行っています。また、再帰反射材を用いて、建物外壁の日射反射性能を改善する研究を進めています(図5)。

再帰反射パネル図